変愛トライアングル
 

初めて

手を伸ばせば届くような位置に君がいる。


君が手を伸ばせば、あたしにすぐ届く。




怖いのに、ドキドキしながらその瞬間を待った。





そして、君が、……触れた。



「よし。
ま、ここまでボロいんだから、ゴミにしても誰も文句言わないだろ」







そして君は


その手で触れたまま






あたしをゴミ箱に落とした……――――――


 


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