貴方だけー短編ー
「俺さ…希花の事めっちゃ大事な人だと思ってる。」
うん。知ってるよ敬葉。
とても大事にしてくれてる…
「んでさ、俺!希花以外に心から愛せる人はもういないと思うんだ。だからさ…結婚したいと思ってる。簡単な事じゃないし、今はまだ結婚出来る年じゃないし俺仕事もしてない…だから結婚は希花が高校卒業までは待つから…希花が高校に入ったら一緒に暮してもいいですか?」
私は敬葉の言葉を聞いて
泣いていた…
「俺が高校卒業してちゃんと職も探して希花には何不自由なく生活させる!だから…「敬葉。」」
敬葉の言葉に被せて喋ったのは
パパだった。
「それなりの覚悟があるのか?一緒に暮らすのは大変な事なんだぞ?それでも敬葉は希花を養いながら暮らすのか?」
パパの言う事はとても正しい…
それでも私は…
「パパ!私敬葉が大好きなの!敬葉以外は好きになれない!本気な「希花は黙りなさい。」」
「ウゥっ…クッ、ヒック…」
「どうなんだ?敬葉。」
「簡単な事じゃないのは重々承知してます。でも…希花を思う気持ちは変わらない。希花がいるから今の俺がいる。だから絶対にこの事は誰が何を言おうと譲れない。」
するとママが…
「駄目よっ!希花はこれから高校に入るのよ?まだまだ、新しい恋があるわっ!一時の感情に流されたら駄目よっ!」
そ…んな…
ママがそんな事言うなんて…