【完】無知な彼女の周り

「あ、風邪、大丈夫だった?」

「あ、はい。もうすっかり」

「それはよかったぁ、心配してたんだよ」

学校帰りのバカだ。ここで演じないわけにはいかない。でも、私の横には、今バカにしたばかりの男が立ってるわけで…

「じゃ、明日は来いよー」

「はーい」

 
 …………


「…(ニヤッ)」

「あはは…」



最悪だ……
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