【完】無知な彼女の周り
―次の日――
授業が始まる1時間前、もう学校いる私。教室には私以外誰も居ない、この静かな時間が大好きだ。なんでもできる気になれる。
ガラガラ―…
「あれ?君一人?」
「え、あ、はい」
びっくりしたー
急に2人目の相澤夏勿(あいざわかなし)の登場なんて…そりゃあ、同じクラスですよ!!でもこんな時間にいつもこねぇだろうよ!!
「そっかぁー、今日さ生徒会の会議だって言うから早く来たのにね、後30分もあるんだよねー」
「そうなんですかー」
知らねぇーよ!!私の静かな朝を邪魔すんなよ!!
「それまで、俺の相手してくれる?」
やだ。
って言いたいがそれを言えるのは主人公だけだ…
「も、もちろん」
くそう…こんなことならもっと遅くこればよかった…
「ありがとう、でさ……」
何かについてうだうだ語ってるメガネ(夏勿)私はあいまいな相づちをうって全然聞いてない。そんな時間が続いて、30分がたった。
「あ、もう会議行かないと、ありがとう相手してくれて、でも、全然楽しくなかったよ」
「………え?」
「じゃあねー」
いいねー王子様は、言いたいことはっきり言えて、私だって言いたいよ、つまらなかったです。って!!
だれかあいつを殴ってくれ