【完】無知な彼女の周り
―なんとか放課後――
「さ、帰ろ」
私と主人公は家の方向が全く別で校門でたらもう別の道だ。それでも一緒に帰るんです。無理やりです。
運動場の脇を通った時、加奈子ちゃんの足元にバスケットボールが転がってきた。
「ごめーん!!
それ取ってー!!」
この声は3人目の柳下秋一(やなしたしゅういち)!!すごい主人公の主人公力←
「あ、君は昼間の!!」
「え?あ!!あの時の?!」
「なになに?どういう事?」
「昼休みにね、階段で落ちそうになった時に支えてくれたの」
うわぁ、超王子様ー…
「あ、そう言えば名前聞いてなかった。
俺は柳下秋一!!これでも高3!!」
「私は四季加奈子です。先輩だったんですね」
「あはは!!そうなんだ!!これでも先輩だぜ?!」
……私完全に邪魔じゃないか!!
「ね、私先に帰るね。二人仲良くしときな」
「え?!ちょっ…」
よし!!これでまた
話が進んだ!!
3人目の王子様
柳下秋一