【完】無知な彼女の周り


次の朝

「あ、お母さんおはよう」

「おはよう、ご飯できてるわよ」

すがすがしい朝。起きたらご飯があるなんて!ってそんなことで興奮してた


「ごちそうさま」

「あ、お母さんね、遥花が学校行ったら、帰るから。今度会うのは、空港ね。これチケット」

そういって渡されたのは、学校が休みの日の便。でも、空港に行くまでに夜行バスに乗るから、学校が終わったら家を出ないといけない

「それと、荷物は今日位からまとめ始めないと間に合わないわよ。あ、でも、遥花のものだけでいいのよ。後はみんな引っ越した後に業者さんに全部捨ててもらうから。家具とかも全部向こうで揃えるし」

「分かった」

今回は海外というのもあって、家具や家電は向こうで買ったほうが安いそうだ。私も荷物は少なくしておこう

「あら、早く行かないと遅刻するわよ」

「あ、ホントだ。じゃあ、いってきます」

「いってらっしゃい」



今日は何かいいことあるかな?
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