笑顔とミルクティー



「じゃあ、もう遅いし送る」


「え?今、何時?」


「んーと…もうすぐ8時」


「うそー!もう!?」


「あぁ、だから送るって言ったんだよ」



時間が過ぎるのも忘れて、掃除して、淳ちゃんと話してたんだ…


でも、



「大丈夫!1人で帰れるよ」


「何言ってんだよ。お前を夜に1人で歩かせるわけにはいかねぇだろ!危ない」


「大丈夫。こんな不細工、誰も相手にしないって!」


「俺が大丈夫じゃねぇよ!いいから外で待ってろ!」


「は、はい…」



淳ちゃんが怒った…


あたしは1人で廊下を歩いて下駄箱で淳ちゃんを待った



なんか、歩いて帰っても一緒な気がするんだけど…


そう思いながらも、淳ちゃんを待ってるあたしは、何なんだろう…



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