笑顔とミルクティー
今、淳ちゃん…
連絡しろって言ったよね?
「え…え!?」
「なんだよ、文句あるのか?」
「い、いや…ないのかなぁ…?」
「ははっ!なんだよ。ま、いいや。気を付けてな」
「はい」
あたしは車を降りて淳ちゃんを見送った
車が見えなくなっても、その場所を見ていた
だって、淳ちゃん笑ってた
ははっ!って…
あたしは、携帯を開いて電話帳を見た
そこには、しっかりと『笹野淳太』って入っていた
どうしょう…
淳ちゃんの電話番号とアドレスが入ってるよ
そう思ったら、淳ちゃんを好きじゃないのに、ドキドキしてしまう
あたしは携帯を握りしめて、家に入った