笑顔とミルクティー



今、淳ちゃん…
連絡しろって言ったよね?



「え…え!?」


「なんだよ、文句あるのか?」


「い、いや…ないのかなぁ…?」


「ははっ!なんだよ。ま、いいや。気を付けてな」


「はい」



あたしは車を降りて淳ちゃんを見送った


車が見えなくなっても、その場所を見ていた



だって、淳ちゃん笑ってた


ははっ!って…


あたしは、携帯を開いて電話帳を見た


そこには、しっかりと『笹野淳太』って入っていた



どうしょう…


淳ちゃんの電話番号とアドレスが入ってるよ


そう思ったら、淳ちゃんを好きじゃないのに、ドキドキしてしまう



あたしは携帯を握りしめて、家に入った



< 20 / 62 >

この作品をシェア

pagetop