笑顔とミルクティー



あれから、1時間ちょっと…


あたしはずっと携帯とにらめっこをしていた



電話をかけるべきなのか、かけないべきなのか…


ずっと、そればっかりを考えて淳ちゃんの電話番号を見ている



「ど、どうしよう…」



って、あたしが淳ちゃんに恋してるみたいじゃん!


よし!電話かけよう!


あたしは勇気を出して、発信ボタンを押した



『プルルルルル…プルルルルル…プルルルブチッ!ツーツーツー…』



へ?
何?


今、切られた?


何よ!もうー…


せっかく勇気出して電話したっていうのに



「ショック…」



あたしが携帯を持ったまま、うなだれていると、急に鳴りだした携帯…


もう誰?
今は、落ち込んでいたいのに…



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