笑顔とミルクティー



「な、なんだ!?」



そう慌てて起きて、まわりをキョロキョロしてる淳ちゃん



「ぷっ!あははっ!」



その慌てようが面白くて、思わず笑ってしまった



「何笑ってんだよ…目、覚ましたなら、起こせよ。せっかく心配してついてたっていうのに…」



ぶつぶつ文句を言ってる淳ちゃんだけど、照れてるんだって、分かった


だって、耳が真っ赤なんだもん


そんな淳ちゃんを見て、あたしはまた笑った



そんなあたしを見て淳ちゃんは呆れたように言った



「芦山笑ってる場合じゃねぇぞ?」


「え…何で?」


「倒れたって聞いて、慌てて来てみればお前…普通に寝てる…」



寝不足だったから…
たぶん…



「芦山、俺に心配かけたんだ。だから、罰として1週間居残り」


「え!?ちょっと!え?」



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