笑顔とミルクティー



今度は、あたしが先生に恋してる


やっぱりあたしたちは似てるんだね



「あたしたち、何やってるんだろうね」


「うん。そうだね」


「だな。何やってんだろうな」


「「え?」」



いきなり後ろから聞こえてきた低い声にびっくりして、あたし達は振り返った



「よぉ!芦山と進沢」



そこにいたのは



「なんだぁー淳ちゃんかー…」


「びっくりしたー」



あたし達2組の副担任の笹野淳太先生。通称淳ちゃん



「なんだとはなんだよ。俺じゃなかったら、悪いことでもあったのか?」


「特にありません。ね?」

「うん。確かに」



ただ、びっくりしただけ



「なんだよ。それ」



淳ちゃんは呆れたように言いながら、あたし達の横に並んだ



< 4 / 62 >

この作品をシェア

pagetop