笑顔とミルクティー
今度は、あたしが先生に恋してる
やっぱりあたしたちは似てるんだね
「あたしたち、何やってるんだろうね」
「うん。そうだね」
「だな。何やってんだろうな」
「「え?」」
いきなり後ろから聞こえてきた低い声にびっくりして、あたし達は振り返った
「よぉ!芦山と進沢」
そこにいたのは
「なんだぁー淳ちゃんかー…」
「びっくりしたー」
あたし達2組の副担任の笹野淳太先生。通称淳ちゃん
「なんだとはなんだよ。俺じゃなかったら、悪いことでもあったのか?」
「特にありません。ね?」
「うん。確かに」
ただ、びっくりしただけ
「なんだよ。それ」
淳ちゃんは呆れたように言いながら、あたし達の横に並んだ