笑顔とミルクティー



「…どうしてそんなこときくんだ?」


「…気になるからです。いつも一緒にいるから…」



良かった…送ってもらったところは見られてない



「…それに」


「それに?」



まだ何かあるの?



「先生、芦山さんのこと目で追ってる…私、先生を見てたから気付いたんです」



…え


淳ちゃんがあたしを目で追ってた?


そんなことあるわけない…



「芦山は…大事な生徒だ。心配だったら気になるだろ?だから、花浦が考えているようなことは全く思っていない…」



ズキッ…


え…何これ…


淳ちゃんの話を聞いて、胸の奥のほうが痛かった…


そんなはずは、無いよね…



「そうですか…すいません。失礼します」



あ、やばっ!


あたしは、急いで隣の教室に駆け込んだ




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