笑顔とミルクティー



あたしは淳ちゃんから目が離せず、


切なくなって胸がしめつけられた


なんで何も言わないの?


そんな思いと一緒に止まったはずの涙もまた溢れだした…



はっとなり、このままじゃいけないと思いうつむいた


それと同時にこの空気に耐えられなくなった…



「…今日は体調悪いんで、帰ります」



とっさに出た言葉がこれだ…


もっと他に言葉がなかったのか


それでも淳ちゃんは何も言わない


「それじゃ、また…」



そういってその場を離れようと歩き出したのと同時に



「えっ?」



淳ちゃんに掴まれた腕


あたしは驚き淳ちゃんを見ると、さっきよりも辛そうに、そして少し怒った顔をしていた



< 62 / 62 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

オレンジ

総文字数/75,246

恋愛(その他)225ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop