笑顔とミルクティー
あたしは淳ちゃんから目が離せず、
切なくなって胸がしめつけられた
なんで何も言わないの?
そんな思いと一緒に止まったはずの涙もまた溢れだした…
はっとなり、このままじゃいけないと思いうつむいた
それと同時にこの空気に耐えられなくなった…
「…今日は体調悪いんで、帰ります」
とっさに出た言葉がこれだ…
もっと他に言葉がなかったのか
それでも淳ちゃんは何も言わない
「それじゃ、また…」
そういってその場を離れようと歩き出したのと同時に
「えっ?」
淳ちゃんに掴まれた腕
あたしは驚き淳ちゃんを見ると、さっきよりも辛そうに、そして少し怒った顔をしていた