かたっぽうの恋

休みで日誌も書いた。


俺は近くのファミレスに修を呼び出した。

本当に休日は子連れ客が多いな。
なんか男同士で入るのが変みたいな雰囲気だ。


ひとりで中に入る勇気が出ない、
店の外で携帯ゲームをしながら修を待つ。

5分くらいで駐車場に修の車が入ってきた。



携帯をパタンと閉じて、
俺は修の車に近づいた。


「会いたかったぜ、修ちゃん。」

「やめろ、気色わりぃ。」


せっかくの再会にハグしようとした俺を
肘で押し避ける修。


「相変わらずクールだねえ、修は」


「お前がふざけすぎなんだよ。いいから早く中入ろう、腹が鳴る…」


「お、おう」


なんだ、修
顔色わりぃな。


眞央ちゃん、そんなに深刻なのか?
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