かたっぽうの恋







「……せんせ……、」



私の目、節穴だから…



間違いを見てるかもしれないね。



だよね、先生。






違うよね、先生?








ギシッ…、




指導室の奥の部屋にある倉庫。



中には使ってない部品や保健室のベッドが片付けられている。



そのベッドの上で、ワイシャツのボタンが外されてエッチな格好になった女性…と、




その上に跨る、スーツ姿の先生。





「あっ!眞央っ…じゃなくて、岸本っこれは違うからな!」


そう言い訳する先生の下には、大人っぽくて綺麗な女性。



女性は私に余裕の笑顔を見せた。


「だーれ?りーちの生徒?」




りっりーち!?

名前で呼んだりして、親しそう!!




私、今 どんな顔してるのかな?


< 218 / 230 >

この作品をシェア

pagetop