かたっぽうの恋



その夜、敦子と美保を近くの公園に呼んで、すべてを話しました。





ふたりは、怒りもせず、
「がんばろう」


そう言って、黙って私をギュッと抱きしめてくれた。




「…ごめん、ありがとう」





最初っから、二人に話せばよかった。



そう、気づいた。
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