かたっぽうの恋
「……」
ヒッ、ヒィィィ…!!
やっと実習生さんが目を覚ましたけど、すっごい近くに顔が…
「あ…あの…」
お互いの鼻がスレスレ。
「え、えっとですね」
私が言い訳をしようとすると、低めの声で…
「ガキのくせに積極的なんだなぁ」
っはひぃ!?
なにか危機感を感じて反射的に、実習生さんの上から降りて、距離を作った。
というか作りすぎて、隣の部屋に入ってしまった。
実習生さんは身体を起こして、ベッドから降りる。
「せっかく寝れたのに、ふあぁ」
大きなアクビして、私との距離を縮める。
「あ…あの、さっ…きのは違うんです。私は起こそうとしてて…」
「へぇ、あんなに顔寄せて?」
ちょ、なんなの、この威圧感は!! 背が高いからかな?
実習生が少しずつ近づいてきて、そのたびに足音が鳴る。
これはどういうシチュエーションなの?
「ごめんなさい。手がすべて、はずみであんな事になったんです!」
「へぇ、そんな必死に俺を起こして…」
目鼻立ちがはっきりしていて、整った顔が私に近づく。
「…っ…!!」
やだぁっ、たすけてぇ、
敦子 美保っ!!
―――二宮くんっ!
プニッ…
「――ふが…?」
実習生さんの指が、私の鼻をピンポンした。
「なにか俺に相談ですか?、お嬢さん」
―――う?
さっきまで悪魔のような顔をしていたのに、実習生さんはニッコリと、営業スマイル。
「実習生の吾妻 理一、養護教諭の勉強してます、よろしく」
実習生さんに握手をされたまま。
「―――は、よろしく」
ふにゃん…っと、腰が抜けた。
ど、どういう人なんだよ?
この人はっ!
ヒッ、ヒィィィ…!!
やっと実習生さんが目を覚ましたけど、すっごい近くに顔が…
「あ…あの…」
お互いの鼻がスレスレ。
「え、えっとですね」
私が言い訳をしようとすると、低めの声で…
「ガキのくせに積極的なんだなぁ」
っはひぃ!?
なにか危機感を感じて反射的に、実習生さんの上から降りて、距離を作った。
というか作りすぎて、隣の部屋に入ってしまった。
実習生さんは身体を起こして、ベッドから降りる。
「せっかく寝れたのに、ふあぁ」
大きなアクビして、私との距離を縮める。
「あ…あの、さっ…きのは違うんです。私は起こそうとしてて…」
「へぇ、あんなに顔寄せて?」
ちょ、なんなの、この威圧感は!! 背が高いからかな?
実習生が少しずつ近づいてきて、そのたびに足音が鳴る。
これはどういうシチュエーションなの?
「ごめんなさい。手がすべて、はずみであんな事になったんです!」
「へぇ、そんな必死に俺を起こして…」
目鼻立ちがはっきりしていて、整った顔が私に近づく。
「…っ…!!」
やだぁっ、たすけてぇ、
敦子 美保っ!!
―――二宮くんっ!
プニッ…
「――ふが…?」
実習生さんの指が、私の鼻をピンポンした。
「なにか俺に相談ですか?、お嬢さん」
―――う?
さっきまで悪魔のような顔をしていたのに、実習生さんはニッコリと、営業スマイル。
「実習生の吾妻 理一、養護教諭の勉強してます、よろしく」
実習生さんに握手をされたまま。
「―――は、よろしく」
ふにゃん…っと、腰が抜けた。
ど、どういう人なんだよ?
この人はっ!