教え子との再会
しかし、そのブレーキを以てしてでも、このようにコースアウトした車やドライバーに対して、意図して突っ込んできたであろう行為に、私は憤りを感じていた。

そこで、私は、そのドライバーに一言もの申してやろうと思い歩み寄った。

すると、私の近づくよりも早く、そのドアは開いた。

「一体、どんなヤツが乗っているんだ」
と、私は、思うと同時に、そのドライバーはヘルメットを脱いだ。

「お、お前は・・・」

私は、息を飲んだ。

そして、何か過ぎるような思いもあったが、それ以上に憤りが先行し、その思いを爆発させた。
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