教え子との再会
「一分一秒競うレースでも無いのに、コースアウトした車両があると知って、何て無茶なことをしたんだ!イエローフラッグも確認できなかったのか!」
と。

次の瞬間、先ほど感じた違和感を記憶から照合していた。

そこに立っていた者は、風貌こそ、もう見覚えもないかのような人物がだったが、何か面影があった。

そして気付く。

「・・・お前」
と、私の言葉と同時に彼女が話しかる。

「先生、私のこと覚えてますか。」

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