教え子との再会
「はい、でも、まさか会えるとは思っていませんでした。でも、ホント最後に言っていたことは本当でしたね

『 私は、ここ厚木に住んでいますから、どこかで会うこともあるかも知れません。
 また、日本は狭いです。だから、いつかどこかのサーキットで一緒に走っていることもあるかも知れません。
 また、もしかしたら、世界のどこかの砂漠で会うこともあるかも知れません。
 その時、もしも車が砂に埋まっていたら、一緒に掘り起こしてください。
 助かります。
 ですから、どこかで会った時は、元気いっぱいの挨拶をしてください。私も精一杯の挨拶を返します 』

って!」

その言葉を聞き、私は少し焦った。

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