教え子との再会
今でも、ちまちまとサーキットを走ってはいるが、砂漠など夢のような話だ。

全く、その距離が縮まっていないことに気付く。

それなのに、もう「人生五十年」の域に到達しようとしている。

私の焦りを余所に、彼女は話を続けた。

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