彼なりの愛ー短編ー


走ってる間に
「あの子が凪央のねぇ…。」
なんて言われてるなんて
気づかなかった。


職員室に着いて宿題を
渡していると先輩の担任が
見えた。そしてその前にいたのはなんと先輩だった!

「うっそ…!」

「何がうっそなのかしらね?何度も言ってるのに!いい加減にしてください!」

「はい…申し訳ありません…」

でも、先輩がいるなんて
ヤバいヤバいヤバい////
格好よすぎるでしょっ!

うわっ…!目が合ってる!
うわっ…!こっちきてる!

キャーっ!って、ん?

私の前で止まった。
そして…

「ちょっと来い。」

と手を捕まれて
先輩と一緒に担任の前まで
行った。すると

「コイツ。だからもういい?」

ん?何が?

「お、おぅ。まぁいいだろ。気ぃつけて帰れ。」

「あぁ。」

え?もう終わったのかな?

「って、先輩!」

「あ、あぁ。わりぃ。」

「あ、いえ!先輩さっきは何の話ししてたんですか?」

「あぁ。別に大したことじゃねぇ。」
< 5 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop