彼なりの愛ー短編ー
走ってる間に
「あの子が凪央のねぇ…。」
なんて言われてるなんて
気づかなかった。
職員室に着いて宿題を
渡していると先輩の担任が
見えた。そしてその前にいたのはなんと先輩だった!
「うっそ…!」
「何がうっそなのかしらね?何度も言ってるのに!いい加減にしてください!」
「はい…申し訳ありません…」
でも、先輩がいるなんて
ヤバいヤバいヤバい////
格好よすぎるでしょっ!
うわっ…!目が合ってる!
うわっ…!こっちきてる!
キャーっ!って、ん?
私の前で止まった。
そして…
「ちょっと来い。」
と手を捕まれて
先輩と一緒に担任の前まで
行った。すると
「コイツ。だからもういい?」
ん?何が?
「お、おぅ。まぁいいだろ。気ぃつけて帰れ。」
「あぁ。」
え?もう終わったのかな?
「って、先輩!」
「あ、あぁ。わりぃ。」
「あ、いえ!先輩さっきは何の話ししてたんですか?」
「あぁ。別に大したことじゃねぇ。」