彼なりの愛ー短編ー
凪央side
俺には毎日つきまとわれてる
年下の女がいる。
名前は、赤塚 菜都。
毎日毎日弁当を俺に作ってくる。俺の何がいいのかわからない。
だけど、俺は菜都の事が
だんだん好きになってた。
だけど、今更好きなんて
言えるたちじゃない。
こういうとこで無口って困る。
げんに弁当のお礼だって
言えねぇ…
情けねぇ、俺って。
ばかみてぇじゃん。
「フッ…。」
俺の自嘲的な笑いは
誰もいない廊下に消えた。
凪央side END