カノジョは違う。

p颯斗side!


はっ はっ はっ


勢いよく走ったからだろうか

息が切れる


スゥ - 


一息すって

扉をあけた。


 ガラッ -


「佐藤君‼どうしたの?」


 どうしたのって言われるとどうもないけど・・・


「あ、いや・・・・怪我したって聞いたから・・・」


 これで通せたか ?


「そっか‼困ってる人とかはほっとけない王子様だもんね‼」


  通せた・・・・w


 っていうか、元気そうだし 

 早めに戻るか 



「じゃあ、 俺はこれで・・・」


「うん!ありがとね」


 お礼の言われることはしてないと思うんだけど・・・


 っていうかまただ。

 今もまた、自分自身を見てくれた気がした。

 

 改めて感じた 


 カノジョは違う。 って言うこと 


 俺は教室までの廊下を歩きながら

 そう考えた 。
< 17 / 49 >

この作品をシェア

pagetop