カノジョは違う。
「はい‼これ‼理科準備室まで持ってってちょうだい‼」
「なんで・・・私なんですか」
「それは、この前あったテストで一番点数が悪かったのが
七瀬さんだったからです‼」
「はあ・・・・」
「んじゃ‼ ガンバ‼」
この人は担任の加藤先生。
教師なのに意外にテンションが高くて
明るくて・・・ まあ、嫌いではない
とか思いながら職員室から出た。
「 やっぱ重い~~;;」
自分は職員室からまだそれほど行っていないところで
ギブアップ ‼
「 どしよ ・・・ ま、頑張るかっ!!」
再び持ち上げたその時、
「 持つよ ? 大丈夫 ?」
声がした。
「 あっ 大丈夫です^^; おっとっと・・」