たった一つのプレゼント



「くるッ…しい……ンッ」


「やめてほしい?」


「えっ……………」



意地悪く迅が微笑んで
何度も何度も唇を重ねた。




身体に力が入らなくなって
迅の支えを頼りにしていると
腕を強く引かれて
近くにあったソファーへ
押し倒されていた。



「止まんねぇかも…」


「……えっ!?」


「やばい。」



覆いかぶさるように私を見下ろす迅は
私の考える隙もなく再びキスをした。


密着しすぎて
経験したことのない展開で


私は迅にされるがまま。




迅の唇が少し離れると
私の首元に再び触れた


滑るように移動する
その感覚がくすぐったくて
私は身をよじった



「んッ…くすぐったい」


「ふっ…我慢して」


「は、恥ずかしい…」


< 101 / 106 >

この作品をシェア

pagetop