魔道師と暗殺者
2節
~由良~
一時間目が終わると、悠人姿がないコトに、由良はすぐに気がついた。
「まったく、アイツは・・・。」
思わず、溜息が漏れる。
・・・先咲さんは危険だ。
それは、昨日の夜に確認した。
もちろん、昼間の学校で何かをしでかすことはないが、それでも用心に越したコトはないだろう。
仕方ない・・・様子ぐらいは見に行くか・・・。
由良はゆっくり席を立つと、保健室に向かう。
「どこに行くの?」
とたん、真琴に声をかけられたので、
「覗き。」
素直に答えておいた。
後に後悔するのは保健室についてからである。
「うわっ・・・何、あの雰囲気、教室全体からピンクのオーラが見えています!っていうか、美琴のあんな表情、初めて見るんですがぁ~!」
保健室。
扉の外。
わずかな隙間から、真琴が表情真っ赤にしてはしゃいでいる。
もちろん、中の人たちに悟られるわけには行かないので、その声は非常に小さいものなのだが・・・。
一時間目が終わると、悠人姿がないコトに、由良はすぐに気がついた。
「まったく、アイツは・・・。」
思わず、溜息が漏れる。
・・・先咲さんは危険だ。
それは、昨日の夜に確認した。
もちろん、昼間の学校で何かをしでかすことはないが、それでも用心に越したコトはないだろう。
仕方ない・・・様子ぐらいは見に行くか・・・。
由良はゆっくり席を立つと、保健室に向かう。
「どこに行くの?」
とたん、真琴に声をかけられたので、
「覗き。」
素直に答えておいた。
後に後悔するのは保健室についてからである。
「うわっ・・・何、あの雰囲気、教室全体からピンクのオーラが見えています!っていうか、美琴のあんな表情、初めて見るんですがぁ~!」
保健室。
扉の外。
わずかな隙間から、真琴が表情真っ赤にしてはしゃいでいる。
もちろん、中の人たちに悟られるわけには行かないので、その声は非常に小さいものなのだが・・・。