恋愛LEVEL−2−
恋愛LEVEL9
智也は相変わらず、あたしに懐いていた。
「千秋♪一緒に昼飯食おうぜ♪」
「…どうぞ」
あたしは自分の隣の席のイスを引いてあげた。
智也を受け入れた訳ではなくて、諦めた…。
逃げれば逃げるほど、コイツは追ってくる…
そう思ったから。
「千秋の彼氏って大学生?」
「そうだよ」
「大学生って遊んでるんでしょ?あんなにカッコイイ彼氏、心配にならないの?」
「…別に?信じてるから」
「わっかんないよ?大学生のお姉さんたちは色気使ったりするからね〜♪」
「なんで智也にそんな事わかるのよ…」
「だって、俺、女子大生のお姉さんたちにめちゃくちゃ口説かれたりするから♪」
「そうなの?じゃぁ、そのまま口説かれちゃいなよ!!」
あたしはにっこり笑って言った。
「千秋にだったら口説かれたいけどね〜♪」
「ないない…」
「ってか、一度彼氏の大学見てみたらいいじゃん!抜きウチで♪」
智也は悪巧みした顔で言った。
「…行こうかな…」
「んじゃぁ、今日の帰りに行こう!!」
「わかった!」
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