恋愛LEVEL−2−
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…あたしはハッと我にかえり、智也から身体を離した。


「智也…ごめん」


「謝らないで。っつうか、千秋…今日どうすんの?」


「…実家行こうかな」


「…な〜んだ。俺ん家来てくれるかもって期待しちゃった。」


「い、行けないよ!」

あたしは顔をぶんぶんと横に振る。


「俺はいつでもWelcomeだから♪…あ。千秋、携番とメアド教えてよ」


「…うん」


智也はずるい…
こんな時じゃなかったら、あたし、携番なんて教えてないよ。



「何かあったら連絡して?俺すぐに駆け付けるからさ♪」


「…うん。」




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あたしはその日、奏の元には帰らなかった。


あたしの携帯は、奏からの着信でいっぱいだったけど、あたしはそれも無視した。




久々の実家の自分の部屋。


こんなに居心地悪かったっけ?


自分の部屋じゃないみたい…




明日は奏の元に戻ろう…



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