恋愛LEVEL−2−
恋愛LEVEL10
朝、目が覚めて、携帯で今日が土曜日だと確認して、ベッドをでる。
そのままクローゼットを開けて、適当な服を引っ張り出した。
あたしの荷物はほとんど奏の家にあるから、まともな服がない。
仕方なく、ボーイズデニムと七分袖のTシャツを着た。
「んじゃ、行くね!」
「ちらし寿司作ったから持って行きなさい♪奏くんによろしくね!」
「うん」
あたしはタッパーに入ったちらし寿司を紙袋に入れて、奏の家に向かった。
−−−−−−−
家に着き、玄関の前で深呼吸を何度もした。
玄関を開けると、雑に脱がれた奏のハイカットを見つけて、家にいるんだ…とホッとした。。
リビングに入ると、奏は昨日の服のままソファーで寝ていた。
あたしは、そっと奏に近付く。
綺麗な寝顔に思わず触れたくなったが、ぐっと我慢した。
「…っち…あき?」
奏がゆっくりと目を開ける。