恋愛LEVEL−2−
夕飯の後片付けをしてる時に、あたしは奏に聞いてみた。
「ねぇ、奏の将来の夢って何??」
「はぁ?夢?」
「…うん」
「千秋と結婚する事♪」
「……」
「…なんとか言え?」
「あたしも同じだけど…じゃなくって!仕事とか…」
「あぁ…そっちか!
俺はロケット作りたい♪だから工業大学入ったんだし!」
「…ちゃんと考えてたんだね」
「コラっ!当たり前だ!
千秋は?将来やりたい職業とかねぇの?」
「…あたしは…まだ考え中」
「まだ…って、もう志望校出してんだろ?大丈夫かよ…」
「…ん。多分」
「ちゃんと考えろよ?一生が決まるんだからな!」
「うん…」
あたしは…何がしたい?
ちょっと前までは、学校の先生になりたかった。
でも、今は奏の傍にいたいばかり…
いいのかな…こんなんで。