恋愛LEVEL−2−


「1週間の間に志望校を決めろよ?」



先生にプレッシャーをかけられる。



あたしは、未だに自分の将来が見えないでいた。




お母さんに相談してみよかな…


あたしは久々に実家に帰った。


−−−−−−−


「ただいまぁ!」



「あ!お帰りぃ!どした?一人?」


「うん、ちょっと相談に来たの…」


「何×2?妊娠したとか言わないでよ?」


お母さんはニヤっと笑う。


「…違う!進路の事!!」


「な〜んだぁ…残念」


「あのねぇ…」



「…で?何をお悩み?」



「志望校が決まらないの…っていうか、将来なりたいモノが見つからないっていうか…」



「奏くんのお嫁さんでいいじゃない?」



「だ〜か〜ら!真面目な話!!」



「…真面目よ?奏くんのお嫁さんが千秋の夢でしょ?」



「そ、そうだけど。ほら、その前に社会には出たいし…」



「…だったら、大学行きながら見つけたら?
例えば…環境学部行って、ある程度知識を得たら、次は国際関係を学んでみたり…とかね!大学在学中って意外と選択肢多いわよ?」



「…そんな楽観的でいいのかなぁ。」



「今焦って決めても仕方ないじゃない。一生をたった一度の受験で決められたらかなわないわ…」



「若いうちにしかできないわよ?」




< 39 / 78 >

この作品をシェア

pagetop