恋愛LEVEL−2−


「またオッサンか…っつうか、部外者立入禁止なんだけど?」


「ここの卒業生だから部外者じゃねぇし。てか、千秋をどこに連れてくつもり?」


「俺ん家♪」


「あえて…聞く。理由は?」


「千秋をもらう為♪」


「…はぁ??アホかお前…」


「うっせ!オッサン!」


「…んだと、クソガキっ」


「クソガキじゃねぇし!!」



………はぁ。
この二人…意外と相性いいんじゃないか?





「ち、千秋先輩っ!!」


振り返ると知らない男の子が立っていた。



「あ…あの…俺…ずっと千秋先輩が好きでしたっ!!一緒に写真撮ってくださいっ!!」



顔を真っ赤にして、あたしに言った。




キャー♪可愛い…♪



「ありがとう♪あたしでよければ写真撮ろう♪」



そう言ってあたしは彼に腕を絡めて写真に納まった。



「「こらぁ!!千秋!!浮気するな!!」」




じゃれあってた二人があたしに気付いて叫ぶ。




…やっぱり、二人相性いいんじゃん♪





そんな感じに卒業式は終わった…


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