恋愛LEVEL−2−
卒業式が終わり、順番に合格発表…
あたしはネットで一校一校、合否を確認する。
県外の国立二校、県内の私大は合格した。
第一希望の学校は…
不合格。
わかってはいたけど、やはりショックで。
「…千秋。どうするんだ?」
奏が心配そうに聞く。
県外の国立か…
県内の私大か…
あたしは…
「…私大に行く」
奏は驚いたような、嬉しいような顔をした。
「いいのか?」
「…うん。決めたから。私大行っても先生にはなれるから♪」
「じゃぁ…ずっと一緒に住めるんだよな?」
「うん♪よろしくお願いします♪」
あたしはわざと改まって答えた。
「よしよし♪よしよし♪」
奏はあたしの頭をガシガシとした。
…やっぱり奏の傍にいたい。
離れたくないもん。