恋愛LEVEL−2−
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あたしの大学生活は、とても充実していた。
「千秋!次の講義、代返しといて〜!!」
「夕葵またぁ?来週は出てよ?試験だし…」
「うん!来週は絶対出る!今から涼太とバイトなの…よろしくね♪」
夕葵は涼太くんとバイトを始めたらしく、ほとんど講義に出ていない…
単位やばいんじゃないかなぁ…
知らないぞ??
あたしは、はぁ〜とため息をつく。
「あ!千秋ちゃん!」
「あ…瑛太くん。」
「今から講義?」
「うん、環境の講義だよ!また夕葵がサボりなの…大丈夫かなぁ」
「あいつらバイト始めたからねぇ…
次、俺講義入ってないから、千秋ちゃんに付き合うよ♪どうせ暇だし♪」
「うんうん、おいで×2♪大教室だから紛れてもわかんないし〜」
あたしと瑛太くんは教室に入った。
教室の入口で空いてる席を探していると、教室にいた皆が、あたしたちを一斉に見る。
「わぁ…山瀬さんと永瀬くんだぁ…」
「…二人付き合ってんのかなぁ」
「いつも一緒だもんねぇ」
ゴソゴソとあたしたちの話をする声が聞こえる。
「…なんかごめんね。変な噂流れてるみたいで…」
「気にしない×2♪ほら、あそこ空いてる。」
あたしたちは、空いてる席に隣同士に座った。
講義が始まり、あたしは必死に板書…
この先生、書いたらすぐ黒板を上下に動かすから見えない箇所出てくるんだよね…
困っていると、瑛太くんがあたしの耳元で見えない箇所を教えてくれた。
顔が…近い…
これ、下手したらキスしてるみたいに見えちゃうよ…
あたしが真っ赤になって俯くと、瑛太くんはあたしのルーズリーフに何かを書きだした。
《千秋ちゃん可愛い》
あたしはますます顔を赤らめた。