恋愛LEVEL−2−


講義が終わり、瑛太くんと食堂に向かった。



「へぇ〜自動車学校通ってるんだ?あたしも通おうかなぁ…」


「そうしなよ!免許は要るもんだしね♪」


「…でも。彼に聞かないとなぁ…」


「彼、そんなに厳しいの?」


「そんなに厳しい訳じゃないけど…」


「んじゃ、今こうやって俺と二人でいるなんて知られたら大変だね」


瑛太くんは笑って言った。


「かもね〜♪」


あたしも笑って答える。



「ねぇ千秋ちゃん、俺が免許取ったらさ、一番に助手席乗ってくんない?」


「え??そんなの瑛太くんファンに悪いよぉ」


「いいの×2♪俺は千秋ちゃんに乗ってほしいんだから♪っね?」


「…はぁ。あたしでいいなら…」


「約束だからね?んじゃ俺次の講義行くから…」


「うん。じゃぁ、またね」



あたしは軽く手を振った。



助手席…かぁ。


さすがにそれはマズイよね。




−ブブブッブブブッ−


あ…奏だ…


「もしもし?奏?」



「あぁ、今日新歓コンパ出るから帰り遅くなる!!
千秋は今日何時に終わる?」


「あたしはもう帰るとこ…だけど、買い物してから帰るよ〜」


「わかった♪んじゃ、眠かったら先に寝てていいから!」


「うん♪」



…さて。久々に服でも見て帰ろうかな♪




−ブブブッブブブッー


…Mail…


瑛太くんだ。



[講義休講になったから、よかったら帰り一緒にどう?]


[うん、いいよ]



奏いないし…男の子って言っても友達だし、いいよね?


あたしは軽い気持ちでオッケーした。



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