恋愛LEVEL−2−
翌朝。
目を覚ますとあたしを抱きまくら代わりにする奏の寝顔があった。
起こさないように…と、奏の腕から抜けだそうとすると、ギュッと身体ごと引き寄せられる。
「ちょっ!奏!起きてるの?」
奏は目を閉じたまま、
「今起きた…」…とあたしを離さない。
「学校行く準備しなくちゃいけないから…」と言っても、
「ダ〜メ♪」
より強く抱きしめる。
「もぉ!!」
「ち〜あき♪したい♪」
奏は甘えるようにあたしのパジャマの上着を捲りあげてくる。
「じ、時間ないしっ!!」
「大丈夫×2、今の俺は早いと思うから♪」
「バカ!!意味わか…んな…い…」
あたしは抵抗むなしく、朝からシテしまった…。
−−−−−−−
「もぉ!!奏のバカ!!時間なくなっちゃったじゃん!!」
あたしは髪の毛を調えて、急いで制服に着替える。
「千秋が悪いんだぞ!俺を煽るような顔するから!!」
「だからって二回もしなくても!!!」
「知るかっ♪千秋が悪いんだ!!」
「はいはい…ってか行ってきます!!」
あたしはバタバタと玄関に向かう。
「コラぁ!!千秋!!」
「何!?急いでんだけど?!」
「スカート短すぎる!!!膝下10センチにしろ!!パンツが見えるだろ−が!!」
「…あんたは生活指導の竹ちゃんか!!」
「あぁ…千秋がどんどん卑猥な格好をしてグレていく…」
「…行ってきます…」
あたしはそんな奏を無視して学校に向かった。