恋愛LEVEL−2−
−−−−−−−


「ただいま〜」


「あ、おかえり」


「めちゃくちゃいい匂いする!」


「今日は肉じゃがと魚だよ!」



瑛太くんとの生活にも少し慣れて来た。


瑛太くんは、あたしに凄く気を遣ってくれてる。

相変わらず、あたしをベッドで寝かせてくれるし、瑛太くんはソファーで寝ている…


ホント申し訳ないな…




「…瑛太くん。なんかごめんね。」


「なにが?」


「勝手に転がりこんできて…」


「気にしないで。嫌なら追い出してるよ。」

瑛太くんは優しく笑う。


「…ありがと」



あたし、瑛太くんのこの笑顔に甘えちゃってるね…




「…あの、明後日一度あっちの家に行ってくるね。服欲しいし…」


「うん、わかったよ。一度彼と話せたら話しておいでね。」


「…うん。」





もう、許してあげなきゃね。


次、電話あったら出よう…





…そんな決心も無意味だった。




奏からの連絡がぱったりと無くなった。






< 66 / 78 >

この作品をシェア

pagetop