恋愛LEVEL−2−
急にふわっと身体が浮いたかと思ったら、あたしは智也にお姫様抱っこをされていた。
「え?!ちょっと!!」
「千秋、軽い♪」
「おろしてよっ!!」
あたしはウィンナーが刺さったフォークを持ったまま、足をバタバタさせるけど、智也はおろす気配がない。
「年下でも俺だって男だし!それに…」
智也の男らしい視線があたしの目をとらえて離さない。
「好きって気持ちに年上年下関係ね〜じゃん…」
智也は急に真剣な顔をして、あたしの顔に近付く。
え…待って…
パクっ
智也はあたしが持ってたウィンナーを食べた。
「ごちそうさま♪」
そう言うと、またいつもの人懐っこい笑顔をあたしにむけた。
「あの…いい加減おろしてくれる?」
「はいよ♪」
ゆっくりと地面に足を付けて、文句を言う為に智也の方へ振り返ると、
ッウ゛…
あたしは智也の胸に顔が当たる。
「も、もぉ!!」
「千秋、ちっちゃい♪」
そのまま智也は屈んで、あたしの目線に自分の目線を合わせ、
チュッ
キスをされた…