姉以上☆恋人未満 ~ホワイトデーの贈り物~
「彼女、ずっと忘れられへん人がいてな。
その人とやり直すことになってん・・・」


「そんな・・・」


「まぁ、仕方ないわ。
元々始まりが悪かった。

彼女の弱った心の隙間に、
俺が入り込んで行ったんや。

彼女の傷が癒える前にな。

俺ではその心の隙間を埋められなかった・・・

だから仕方ないねん。」


「あんた、それでええの?」


「うん。 もうええ・・・
大丈夫や。」


俺はそう言って笑った。




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