NAOKI【短編P5】
8ヵ月後、
気持ちが大きくなりすぎて、
ついに告白を決意。
ドキドキして、
呼び出しの電話をかけるまで
2時間かかった。
非常階段で緊張の告白。
「イヤじゃないよ、付き合おっか。」
微妙すぎる返事だったけど、
あなたの側にいられる喜びで
いっぱいだった。
毎日、部活後に駅まで一緒に
帰れる時間が何より楽しみで。
でも緊張してほとんど
しゃべれなかった。
あなたと初めて手を繋いだ夜は、
「世界中で今一番幸せ」って
確信したんだよ。