虎と真珠

洗いおわりタオルが頭を拭き
服を着ようとシャワールームを出る


虎康「にしても、これが生徒会室とか信じられへんな…。」初めは気付かなかったがよく見渡すとやはり、きらびやかすぎた

ベッドが目につく

虎康「もこもこやん。どんだけいいのん使ってんねん」
バシッと布団を叩くと
布団なのに違和感があった。

虎康「…??」

始業ベル5分前


右手を布団の中に入れると暖かかった…

虎康「電気毛布か?」つけっぱなしはよくないやろ…

そのまま布団をめくる


ガラガラ…

乙臣「シン起き……」
乙臣はドアを開けてかたまった

虎康「へ!?」

虎康が振り返った瞬間、顔面が半分どこかに吹き飛ぶような衝撃が走った

乙臣「…………」
声にならない怒りで立っている
虎康の顔面に拳を飛ばしたのは勿論乙臣である。

乙臣「一生の不覚だ!」

虎康「う…。痛てぇ…」

真珠「…うぅん、寒い」
布団をめくられ目覚めた真珠

乙臣「!真珠大丈夫か!!」
ひしっと真珠を抱きしめる乙臣


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