虎と真珠
真珠「お前の母さんが好きに選べって…」
乙臣「母さんが?!」(勝手に選んだんだと思ってたな…)
虎康「え?待って…。お袋?ってことは君のお母さん、ここの理事長?」
乙臣「そう。竜宮(リュウグウ)高校の創設者うちの家系だから、理事長は代々竜宮(タツミヤ)家がしてる。そして今は母さんがしてる」
虎康「へぇ…」
『キーンコーンカーンコーン♪
授業終了です。次の授業に備えて準備をしましょう。』
虎康「うわっ!授業終了?!」
乙臣「…言っとくがちゃんと始業チャイム鳴ってたからな」
真珠の手を引く乙臣
虎康「ホンマに女の子?…見た目男やん」
乙臣「全校生徒、職員全員、真珠が女だって知ってるぞ」
真珠「他校の奴にばらしたら、自分が退学どころか、将来潰れるからな…誰もが黙ってるんだ」
んじゃ行くわと手をふる真珠
乙臣「風邪ひくなよ」
真っ裸の虎康に声をかけた乙臣
虎康「…あ」