虎と真珠

?「シン。ここは俺にまかせろ」

庭の松の木から
ダークショコラの髪に猫目な学生が舞い降りてきた


桃乃「硝也!あんたん所の亀仙どーにかしなさいよ!」

硝也「すまん。直に片付ける」

乙臣「まぁ亀仙には硝也がベストだよな。師弟関係だし」
*硝也は剣道部部長で亀仙の弟子(強制的)なのだ。

硝也「シン。理事長から預かってるものがあるぞ」

ぺっと投げ付ける封書

真「入学式用の祝いの言葉のやつか、ありがとう」

乙臣「…お前まさか一発本番で、アドリブで話すつもりだったのか?」

真「……駄目か?」

乙臣「ダメダメ」


桃乃「シン、乙臣!今のうちに行きなさい!ここは硝也がなんとかしてくれるから」

真・乙臣(……がんばれよ。硝也)亀仙を硝也に託し入学式が始まろうとしている体育館裏口まで走るのだった


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