生まれてきた意味
暗いかんじで、皆から離れているかんじだった。


この際、誰でも良かった


自分が一人でいるよりは


「私は真沙美。仲良くなろ?!」

ビックリしたような顔しながらその子は、頷いた。



2日目


「おはよう」

誰も振り向きもしない


近くに行って言うと、
「あっ…おはよ」

またすぐ、会話に戻り笑ってる


「ねー私も仲間に入れて」
と、言うと

「あんた、アイツと仲良くなったんでしょ!」

「そんな…」


「待ってるよアイツ!キャハハハ」


「………どうして?話にいれてくれないの?」

「知りたい?」

真沙美ちゃんは頷いた


「あんたさぁ……。顔がウザイ!!」

ヒドイ

ヒドイ

「話しかけない方がいいよ。あっちに行こう」


唯一なかよくなった友達が声を掛けてくれた




「昨日わたしの名前いうの忘れてたけど、遥でいいから!」

「はるか?……可愛い名前」

「どうして真沙美に冷たいか教えてあげる。私聞いたんだ…………。入学式の時男子たちが、真沙美の事見て可愛いって騒いでたの。それを見てた女子が怖い顔しながら真沙美ってどいつだ?って探し回ってたから」

そんな事しらなかった


顔だって、自分が可愛いと思ったこともないし。

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