生まれてきた意味
お弁当は、遥と二人で食べる。


日増しにイジメがエスカレートしていく



「この教室ってさぁ……何か臭くない?!」

「だよね〜!!臭い臭い。」

「あっちから臭うんだけど〜」


真沙美ちゃんを指差して、笑うイジメをする女子。


「気にすることないよ。」
相変わらず遥は優しかった


遥はイジメられてはいない
仲間に入ってないけど

「私なんか、イジメの的にもならない位……あのこ達にはあたしが見えてないみたいに無視されてる。結局それもイジメなんだけど………私の存在すらみとめられてないようで……。この世界にイジメなんてなくなればいいのに。ね!」


「うん………。」


真沙美ちゃんは、遥が何故無視されてるのか不思議に思った。


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