病気の彼女─先生と恋─


【小川さん、小川愛実さん。
 3番室にお入りください。】



「ほらっ!!愛実、行くぞ。」

「あっ、ココからは1人で平気。
 待ってて。」



診察してもらうだけだもん。

すぐ終わるしっ。



【コンコン】



「どうぞ」



入ると男の先生だった。

おじさんって言う年でもなさそうな人。



「今日はどうされましたか?」

「ここ最近、ずっと頭痛が続いてて..。」

「頭痛ですか.......
 少し、検査してみましょう。」



検査って言葉に少し戸惑ったけど、
先生の指示に従った。

血液検査みたいで、血がどんどん抜かれてく。
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