病気の彼女─先生と恋─
次の日からあたしは学校を休んだ。
行く気がなかったというよりも.....
行けなかったんだ。
頭痛はどんどん酷くなって、
めまいもして
怪我をした時に血がなかなか止まらな
くて.....
行ける状態じゃなかった。
症状が悪くなっていく度に、
あたしの不安も増していった。
───.................
「愛実、大丈夫か?」
「龍也.....ぉかえり。」
「あぁ。ただいま。」
またきてくれたんだ....。
先生になってすぐだから
仕事だって多いはずなのに.....。
あたし、龍也にすごく
迷惑かけちゃってる.....。
あたし....龍也の傍にいないほうが
いいんじゃないかな。。