病気の彼女─先生と恋─


「あらあら、龍也くん。」



振り向くと、大屋さんがいた。



「あの、愛実は....」

「愛実ちゃんなら引っ越したわよ?
なんだかよくわかんないけど、これ以上
龍也くんに迷惑かけられないからって
言ってたわよ。
あっそうそう、はい、これ。」



渡されたのは手紙だった。



「?」

「愛実ちゃんが、龍也くんにって。」



そういい残し、気を使ってくれたのか
大屋さんは出て行った。
< 41 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop