病気の彼女─先生と恋─
でも嘘は言ってない。
告られたのは、本当。
あたし達の間では、告白されたら
ちゃんと言うって決めてる。
今日もちゃんと言うつもりだった。
こんな会話の途中に言うつもりなんて
なかったけど・・・。
「そっか・・・。」
ちがう。
そんな顔、させたい訳じゃないよ・・。
「ちがう...ちがうょ....。」
「・・告られてねぇの?」
あたしは、首を横に振った。
「じゃぁ、何がちがうんだよ。」